『艱難を越える復興』
ネヘミヤ記3:33~38
ペルシャ王の絶対の信頼を得ていたネヘミヤは、エルサレムへの帰還と城壁城門再建の勅命をも得ることができました。それらは関所を通るための許可証となりました。さらに再建に必要な資材のために、王の森林管理官宛の書状も与えられ、さらにさらに旅程の安全のため、将校と騎兵も差し向けてくれたのでした。
こうしてエレミヤはすべてを守られてエルサレムに到着することができ、「いざ再建!」の檄に、同胞の民たちは「奮い立った」のでした。
しかしエルサレムの再建を望まない周りの民族は、あまりの厚遇ぶりも相まって、激しい妨害活動を展開するのでした。しかし!主はそのような妨害も乗り越える力を与えられ、遂に城壁の再建は為し遂げられたのです。
このように聖書は一貫して信じる者への回復を与えることが告げられています。
「わたしは、この民にエジプト人の好意を得させる。出国に際して、あなたたちは何も持たずに出ることはない(*あなたがたは去るときに、むなし手で去ってはならない)。」出エジプト記3:21 *(口語訳)。イスラエルの民は奴隷から解放されたばかりではなく、旅程が守られるように金銀の装身具や外套などが与えられたのです。
さらに将校と騎兵どころか、主御自身が「昼は雲の柱、夜は火の柱」となって守り導かれたのです。さらにさらに、ファラオが主の御心に背いて、自ら当時世界最強の軍隊、戦車隊を率いて追撃してきた時、主は紅海の奇跡をもって民を守り抜かれたのです。
「神は言われた。『わたしは必ずあなたと共にいる』」(出エジプト記3:12)。インマヌエルの主は、救済史を通じて昔も今も共におられるのです。
ネヘミヤと再建従事者たちは、「主が共にいてくださる」という最大の祝福、恩寵をしかと熟知し、信じていたので、「働く意欲があった」のであり、工事完成の暁には、「モーセの律法」を朗読し、仮庵祭(荒野の四十年を記念する祭り)を行い、とにかく安息日を覚えること、十分の一を献げること、神への賛美と感謝の歌を献げることを大切にしたのです。今日の主日礼拝は、救済史に連なる最も大切な信仰の堅持なのです。ハレルヤ!
中島 聡牧師