『主は良き羊飼い』
ヨハネによる福音書10:7~14
聖書の時代の羊飼いは、羊を後ろから追い立てるのではなく、先に立って導き、一匹一匹を名前で呼び、深い信頼関係の中で共に歩む存在でした。この姿を通して、イエス様が私たち一人ひとりをよく知り、個別に愛し、導いてくださる方であることが示されています。
さらにイエス様は、ご自身を「羊の門」であるとも語られました。当時、羊飼いは囲いの入口に身を横たえ、門の役割を果たしました。これは、羊を守るために自ら危険を引き受ける姿であり、イエス様が私たちのために身をもって守り、最終的には十字架においてご自身を献げられたことを指し示しています。この方を通してこそ、私たちは神と再び結びつき、命へと導かれるのです。
私たちはしばしば誘惑や恐れの中で、ほかのものに頼ろうとして迷います。しかしイエス様は決して私たちを見捨てず、名前を呼び、何度でも探し出し、帰るべき場所へと導いてくださいます。私たちは群れの中の一匹ではなく、かけがえのない存在として知られています。
この恵みに生かされる者として、イエス様を命の源とし、日々を歩みたいと思います。そして私たちの生き方そのものが証しとなり、まだ導かれていない人々にも、この愛が届いていくことを祈りつつ、新しい一週間を歩んでまいりましょう。
田中 尚美牧師