みことばの糧1237

『平和の主を伝えよう』

士師記6:1~10
士師ギデオンを通して主の平和について学びます。主はイスラエルを守り導くために族長(アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ)、祭司(モーセ、アロン)、祭司の従者ヨシュアを立てられました。イスラエルは約束の地カナンに戻ってくることができましたが、周囲の国々と争いが絶えませんでした。そこで主は王制に至るまで、士師を立ててイスラエルを守り導かれました。
12人の士師の内、ギデオンは5番目に登場し、主にミディアン人からの攻撃に対して戦うことになります。しかし、そもそもの原因は、「イスラエルの背信」にあります。
ヨシュアの治世、そして、ヨシュアを見ていた長老たちが存命中は、民は主に仕えました。しかし、その世代がいなくなると、民はバアルやアシェラなどの偶像崇拝、異教の神々を拝みはじめ、「主の目に悪とされることを行った」のでした(士師記2章)。その結果、周囲の外敵に襲われることになったのです。
窮地に立たされた民は主に助けを求めます。すると、主は士師を立てて助けてくださるのですが、また「喉元過ぎる」と偶像崇拝を始め、やがて攻められる、の繰り返しだったのです。ギデオンは上述の通り、もう5度目です。それでも主は士師を立ててくださっているのです。士師記を通して第一に学ぶべきは主の愛の深さです。
次に敵対者・ミディアン人ですが、アブラハムの最晩年の子がミディアンであり、モーセがファラオから逃れて生き延びたのはミディアンの地であり、モーセの妻もミディアン人です。関係は深いのです。さらに言えばアダムとエバの創造を信じるのであれば「人類皆兄弟」です。
旧約聖書は戒め(律法)と戦いの書ですが、どちらも根本原因は人の罪(神への背信)です。主の平和とは、戦争が無い状態のことではなく、人が唯一の創造主である主を信じ、礼拝を守っている状態のことです。私たちは、戦争が無くなるのはもちろんのこと、愛と平和の主を信じ礼拝する世の実現を目指して伝道に仕えていくのです。
ギデオンは士師となる最初に祭壇を築き、「平和の主」と名付けました(6:24)。私たちも先ず礼拝を守り、平和の主を宣べ伝えて参りましょう。ハレルヤ!

中島 聡牧師