みことばの糧1301

『地の果てまで福音を告げよ』

使徒言行録1:3~11 

 復活の主イエスは弟子達と40日間共に歩まれ、聖霊のバプテスマを約束して天に昇られ、もう一度同じような有様でこの地上に来られる、「再臨」の予告を与えられました。

 大変印象的な場面であり、使徒達は復活を目の当たりにしながらも、未だ祖国イスラエル王国復興の望みを捨て切れていませんでした。かつての統一王国時代の、大変強く繁栄をしたイスラエル王国の再来を望んでいました。

 しかし、主イエスが示された「国」は「神の国」でした。これは主イエス宣教の中心テーマでした。主イエスは「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1:15)と語って宣教を始められ、「神の国は次のようなものである。」(マルコ4:26)と様々な教えを語られました。

 弟子たちはそれがいつ、どんな形で実現するのか、知りたがっていました。そんな思いを主イエスは否定することはなさらず、最後の仕上げのような教えを語られます。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。」(使徒1:7)

 すなわち、「一番大切なのは、その時をあなたがたが知ることではなく、全て神さまにお委ねして待ち望むことである」と教えられたのです。その「時」がいつ来ても良いように、与えられている勤めを忠実に果たしなさい、信仰の目を覚ましていなさい、と示されます。

 そのために主イエスは、使徒達に聖霊を与える約束をして下さいました。主イエスもご自身がバプテスマを受けられた時、聖霊を注がれて公生涯に入られたように、使徒達も同じ聖霊を受けて与えられた勤めに望むのです。

 使徒達がなすべき勤めは「証人」です。これは、自分たちが見聞きした出来事をありのままに伝える働きです。主イエスが語った教えを受け止めて、その通りに語り伝えるのです。そのために、まず自らが正しく教えを受け止める必要があります。

 神の国は父なる神様がご支配したもう、全き平安に満ちた所です。主イエスが語りたもう真の神の国、私たちもその教えを正しく受け止め、語り伝える者として歩みましょう。ハレルヤ!

片平貴宣牧師