『子孫のための祝福』
創世記9:1~7
神さまは、ノアと契約を結ばれました。その内容は、もう二度と命あるものを滅ぼさない(創世記9:11、15)ということでした。それだけでなく、子孫の繁栄、食べ物について、命を守ることについて、ノアとその家族たちの今後の生活を守ることの約束も含まれてています。
そしてこのノアと神さまとの契約は、今でも有効です。「雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める」(創世記9:16)とありますが、虹が出るたびに、神さまはこの契約を思い出すといいます。
しかしこれは「契約」といえるでしょうか?普通、私たちの間での契約をする場合、お互いに負うべき責任や条件があり、それを行えないなら契約は破棄されます。
「契約」といってすぐに思い浮かぶのは、「携帯電話」でしょう。私たちが月々決められた料金を支払い、会社側もサービスを提供します。そのように通常の契約はお互いの合意で成立し、お互いが責任を担うものです。
けれども、神さまの契約は違います。神さまの契約は神さまの選びであり、全て神さまからの恵みによる一方的なものです。
今日の箇所でもそれは分かります。「わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。」(創世記9:13-15)とありますが、すべて「わたし」、すなわち神さまがどう行うか、しか記されていないのです。
何よりも、契約の印である「虹」は、私たち人間には創ることも消すことも、さわることもできません。ただ神さまが一方的に与えてくださるのです。
神さまはすべての造られたものとの契約をしてくださいました。このあとも契約は更新され、新約の時代に生きる私たちにはさらなる新しい契約、祝福の契約が与えられています。それは、主イエスの十字架と復活による新しい契約です。主イエスの十字架と復活を我がためと信じ受け入れるとき、救いに入れられることが約束をされています。
そのような神さまからの契約を感謝して受け止め、私たちも虹を見るたびに、神さまが与えてくださった契約を心に留めましょう。ハレルヤ!
片平貴宣牧師